【短編集】communication
家に到着。


なんか安心。


穂積と私は距離をあけて座った。


なんか無言。


気まずい。


「.....」


私が話の話題に困っていたら、穂積が口を開いた。


「なぁ。たえは....」


なんか下を向きながら何かを言おうとする穂積は、言いづらそうだった。


「どうしたの?」


私は、近寄り下から穂積の顔を覗いた。



「....!!!!」



穂積は、よほど驚いたのかすごい勢いで仰け反った。


「きゅ、急に覗くなよ。」


「だって、穂積らしくないんだもの」


「それは、たえだって。」


「私?」


なんだろう。


わかんない。


「服だって、化粧だって、髪型だって、違いすぎる。」


「変だった?」


私は、不安になり聞いた。


「いや。かわいいけどさ。」


穂積は、真っ赤。
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