【短編集】communication
「千也さん、平太だけでも明日からそっちに行かせてもいいかしら?」


「静子さんも一緒に来たらいいのに。引っ越しなら、私手伝いますよ。」


「....。まあ、物を徐々に持ってきたらいいよ。引っ越し関係は、静子とどうするか考えるから。平太くんはいつでも来たらいいよ。」


なんだかんだ話していたら、今日から平太と静子さんは来るらしい。


まあ、今日は父と車で来てたから、平太の家に寄ってから来ることになった。


私たちは、平太と静子さんをつれて家に戻ってきた。


「とりあえず、平太くんは、千鶴の隣の部屋を使ってくれないか?」


「じゃあ、私が案内するね。平太、行こ?」


私は、平太の手をひいて部屋へ向かった。


「平太、ここだよ。」


ちなみに、私の家は、3階建てでね。


2階に玄関とかリビングがあってね。


1階に父の部屋や仕事部屋があるの。


そして、3階に私の部屋と他に2部屋あるんだ。


父が離婚する前は、母と兄や妹がいたから、こんな作りで十分だった。


今は、広すぎだけど。


平太と静子さんが来たら、安心。
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