【短編集】communication
私は、次の日から今まで通りにした。


飲み会からの三ヶ月間をなかったことに。


まだ、騒ぐ人もいるけど無視。


これが一番。


史也は、私には関係ない人。


そう判断した。


「ねぇ。月乃?」


私は、大学のベンチで照美と話しをしていた。


「な〜に?」


「まだ、返事してないの?」


「えっ?」


また、掘り返される。


そう思った瞬間だった。


意識が遠のいた。


ただ、照美が私の名前を呼んでいるのが聞こえた。
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