【短編集】communication
次の日の朝。


寺っちは、私を迎えに来た。


一緒に登校した。


周りからは、好奇の目で見られた。


見ないで。


かまわないで。


私と光は違うから。


わかってるから。


私は、被害妄想が激しくなった。


寺っちは、そんな私をやんわり守ってくれた。


私の性格も理解してくれる。


嬉しかった。


お試しで付き合って2週間たった。


私は、答えを出すことにした。


これからも寺っちが隣にいてくれるなら、それを望もう。


今日もまた寺っちと帰る。


私の家の前まで送ってくれる。
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