【短編集】communication
お昼。


「灰二、今日の帰りカラオケね。」


「あぁ〜。私も行きたい。」


「仁菜、暇なの?てか、今日は愛しの彼女を紹介するのが目的なんだけど...」


「私は、気にしなくてもみんな気にする系?」


仁菜は、つまらなさそうな顔をした。


「別に、彼女が嫌がらなきゃ、俺はいい。」


「灰二がいいならいいわよ。だって、あの子には、一切、言ってないもの。」


奈美のやつ...。
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