【短編集】communication
放課後。


あぁ〜。


早く会いたい。


昨日、会えなかった分、余計にだ。


「朋。」


奈美が彼女に声をかけた。


「朋ちゃん?」


仁菜も知り合いか?


「仁菜ちゃん....」


彼女と仁菜は、驚いているようだ。


「あれれ?仁菜と朋は、知り合いなの?」


「まあね。」


二人は、驚いた後気まずそうな顔をした。


「じゃあ、カラオケ行くぞ!」


奈美は、気まずさをなくそうとした。


カラオケ内。


「じゃあ、自己紹介ね。私と仁菜は知り合いだからいいとして。こっちは、私の彼氏で典弘ね。で、あっちが灰二。」


奈美の仕切で自己紹介された。


その後は、楽しくワイワイ騒いだ。


俺、何やってんだ。


せっかくのチャンスが......


番号、交換できなかった。
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