【短編集】communication
「灰二。奈美。仁菜。行くぞぉー。」


私・奈美は、高校入学してから、できた友達3人といつも行動していた。


仁菜と典弘と灰二は、同じ中学でね。


私は、中学からの子が一人もいなくて不安な中、仁菜に話しかけられたんだ。


すぐに意気投合したっけ。


仁菜は、もとから群れることが嫌いで当たり障りなくみんなと仲がいい。


だから、男女という壁を気にしなかった。


私は、4人で行動するにつれて、典弘に惹かれた。


仁菜には、バレバレだったみたいだけど。


私は、4人の仲と雰囲気を壊したくなくてずっとそのままだって思ってた。


今日もこれからみんなでカラオケ。


「俺、パス。」


「あっ!私も。」


灰二と仁菜は、用事があっていけないらしい。


「じゃあ、奈美行くぞ。」


典弘は、私の有無を聞かず引っ張っていった。
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