【短編集】communication
あの日。


中学の卒業式。


私と剣は、余韻に浸りいつも一緒にいた空き教室いたんだ。


懐かしいなぁ。


中学での思い出を語ってたっけ。


「なぁ、ねねこれからも変わらず一緒な?」


剣は、私を見つめながら言った。


「うん。」


私は、頷いた。


高校が同じだから変わらないって思ってた。


けど....


剣には、それが合図だったのかな?


頷いた後、キスしたんだ。


いつもなら、軽いのを。


だから、受け入れた。


けど、舌をいれてきた。


私は、戸惑った。


急な展開に。


剣とディープキスするのはじめてだし。


てか、ディープキス自体がはじめて。


だから、キスに集中してたんだ。


唇が離れ気づいたら押し倒されてた。


私は、放心状態だったっけ。


押し倒されてた状態でキスされ、胸を触られた。


ついに、私は、状況についていけず震えだした。


剣は、異変に気づき止めてくれた。


そして....


「わりぃ。」


一言いって、いなくなってしまった。


それが、剣との最後。
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