【短編集】communication
試合の日。


女の子の人数がすごい。


剣の人気に圧倒された。


「ねね。いつもこうなのよ。凄いよね。私も頑張って応援しなきゃ。」


「なんで...今日、誘ったの?」


あまり気にしてなかったけど。


いつもなら、一人でも行ってるのに。


「ねねが元気ないからかな?気分転換にさ。」


「ありがとう。」


試合がはじまった。


試合がはじまると、剣への黄色い声援がすごかった。


女の子たち、必死だな。


そっか、剣にアピールしたら、覚えられるもんね。


そんなみんなについていけず試合を見ていた。


心の中では、叫んで応援してた。


今....



目が....



合った?


違うか。


周りも騒いでるし。


自分が見られたって。


たぶん、気になる子がいたんだね。


剣は、私を忘れちゃったのかな。


そして、試合は、終了した。


もちろん、うちの学校が勝った。


私は、友達に言ってから、トイレに行った。


人がいっぱいで混んでそうだったから、校内にはいった。
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