【短編集】communication
「おじゃまします。」


お母さんは、晴夜の声に反応して玄関にでてきた。


「晴夜くん。いらっしゃい。」


「すいません。お話があるんですけど....ホントはお父さんもいるときがいいんですけど...」


「なにかしら?どうぞ?」


リビングに通された。


風は、下を向きっぱなしだった。


「実は、風が妊娠したので結婚します。」


「えっ?」


お母さんは、ビックリした顔をしたけど、頷いた。


私は、ビックリして口を開けっぱなし。


「晴夜くん。お父さんが帰ってくるまで待ってたら?早い方がいいでしょ?」


お母さんは、晴夜に基本甘い。


てか、反対しないんだ。


今更だもんね。


私と晴夜は、私の部屋に行くことにした。
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