【短編集】communication
「風」
晴夜が私の名前を呼んだ。
「晴夜、なんで。」
私は、辛かった。
晴夜に無理をさせてるのがわかるから。
「風、勘違いするなよ。俺さ。風の二十歳の誕生日にプロポーズしようって思ってたわけよ。順番が狂ったから...」
「嘘だ。」
私は、信じられなかった。
「嘘じゃない。はい、これ。」
私が晴夜から受け取ったものは....
「指輪?」
「今日、できたんだよ。」
晴夜は、照れていた。
「今日?」
「あぁ。澄斗の彼女が届けてくれたんだ。」
「澄斗くんの。」
「あぁ。澄斗が家に来てたからさ。俺が取りに行くはずだったんだけど。」
私の勝手な誤解が解けた。
だから、慌ててたのか。
そりゃあ、びっくりだ。
晴夜が私の名前を呼んだ。
「晴夜、なんで。」
私は、辛かった。
晴夜に無理をさせてるのがわかるから。
「風、勘違いするなよ。俺さ。風の二十歳の誕生日にプロポーズしようって思ってたわけよ。順番が狂ったから...」
「嘘だ。」
私は、信じられなかった。
「嘘じゃない。はい、これ。」
私が晴夜から受け取ったものは....
「指輪?」
「今日、できたんだよ。」
晴夜は、照れていた。
「今日?」
「あぁ。澄斗の彼女が届けてくれたんだ。」
「澄斗くんの。」
「あぁ。澄斗が家に来てたからさ。俺が取りに行くはずだったんだけど。」
私の勝手な誤解が解けた。
だから、慌ててたのか。
そりゃあ、びっくりだ。