【短編集】communication
「ヘレナ?どうした?」
「澄人くん。女の子にモテモテなのに....」
「くんはつけないの。」
「澄人?」
なぜか呼び捨てにすると嬉しそう。
「大丈夫だよ。ヘレナが相手なんだし。」
またもや意味がわからない発言。
「ヘレナって、自分のことわかってないよな。」
「なんか、私、選択間違った?」
もうどうすればいいんだろう。
「間違ってないよ。俺は、ヘレナを愛して守り抜くから。だから、まず俺を好きになってよ。」
「....あのね。私、ちょっとでも好きかもって思ったからなんだけど....」
私は、テレながら言った。
「マジ?」
澄人は、私を抱きしめた。
驚いたけどイヤじゃなかった。
だから、私も腕を澄人の背中に回した。
時が止まったようだった。
「マジ、嬉しい。こんな粘るはずじゃなかったんだけどな。」
澄人は、喜びながらも自分の粘りに呆れていた。
「けど、それがなきゃ私は.....」
私と澄人がつき合うきっかけは、澄人の告白だった。
今では、澄人なしでは、生きていけないよ。
これからも愛して守り抜いてね。
澄人、大好き。
end
「澄人くん。女の子にモテモテなのに....」
「くんはつけないの。」
「澄人?」
なぜか呼び捨てにすると嬉しそう。
「大丈夫だよ。ヘレナが相手なんだし。」
またもや意味がわからない発言。
「ヘレナって、自分のことわかってないよな。」
「なんか、私、選択間違った?」
もうどうすればいいんだろう。
「間違ってないよ。俺は、ヘレナを愛して守り抜くから。だから、まず俺を好きになってよ。」
「....あのね。私、ちょっとでも好きかもって思ったからなんだけど....」
私は、テレながら言った。
「マジ?」
澄人は、私を抱きしめた。
驚いたけどイヤじゃなかった。
だから、私も腕を澄人の背中に回した。
時が止まったようだった。
「マジ、嬉しい。こんな粘るはずじゃなかったんだけどな。」
澄人は、喜びながらも自分の粘りに呆れていた。
「けど、それがなきゃ私は.....」
私と澄人がつき合うきっかけは、澄人の告白だった。
今では、澄人なしでは、生きていけないよ。
これからも愛して守り抜いてね。
澄人、大好き。
end