【短編集】communication
「仕方ない。今は、そう言うことにしますか。帰ろ?」


繭は、諦めたようだ。


「聡は?」


「あいつは、静也と帰るみたい」


「じゃあ。保奈美は?」


「あんたボケまくり?保奈美は、休みでしょ?」


繭は、呆れていた。


「なのに。聡と静也は、一緒なの?」


「保奈美が、絶対来ないでって言ったみたいよ。」


「あぁ〜。そういうことか。聡が静也を慰めてるんだ。」


美雪は、謎が解けたようにスッキリした。


「保奈美のとこ行く?」


「う〜んっと....やめとく。静也がダメなら私たちも微妙くない?」


私たちは、まっすぐ帰った。
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