【短編集】communication
私がそういうと、スウェットとTシャツを貸してくれた。



メイクを落としシャワーを浴びた。


すっごくさっぱり。


私は、気にせずスッピンで佐藤くんのところにいった。


「佐藤くん、ありがとう。」


「おぉ。」


私をチラッと見てすぐに視線を逸らした。


「どうかした?」


私は、最近ないとはいえ、昔はこんなの頻繁で慣れっこ。


「とりあえず、ありものでつくったから....」



「佐藤くんって、料理できるんだね。ごめんね。私、手伝わないでお風呂かりて。」


「別に。」


なんかだんだんと佐藤くんの口数が少なくなってきた気がする。
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