【短編集】communication
-ピンポーン


「は〜い」


「蘭、今日も頼むな。」


「うん。わかってるよ。終わったら、連絡してね。」


私は、今日も夜をさまよう。


私は、お兄ちゃんがきてすぐに家をでた。


今の時間は、8時。


家に帰れるのは、11時だろう。


ここ半年は、ずっとそう。


私の将来にも関わるから、言うとおりにしている。



私は、実家を出て一人暮らしをしている。


それは、いろいろな事情があって。



今しか、自由がないから。



それが強いかな?


2LDKの部屋。


一つの部屋だけは、兄仕様。


お兄ちゃんの彼女の里衣ちゃんと会うため。


お兄ちゃんは、里衣ちゃんを妊娠させようと必死。


これは、里衣ちゃんも同意だからいいの。



私は、あいた3時間はフラフラ。


お兄ちゃんは知らない。


いつも友達の家と言ってるから。



私は、今日はどこにしようかな?と暢気に歩いていた。
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