【短編集】communication
「てつ〜」


玲奈ちゃんが叫んだ。


てか、近くにいたの?


今は、放課後だったから目立たなくてよかった。


「なんだよ。玲奈....と天音。」


てっちゃんは、私を見るなり吃驚。


「てんてんが話あるって。学校かてんてんの部屋できいてあげてね。」


玲奈ちゃんが場所を指定した。


「話は、聞くけど。俺んちでもよくない?」


私は、てっちゃんの俺んちにビクって反応してしまった。


「哲。てんてんは、理由があって哲の家は行けないのよ。てか、それもてんてんから聞いて。じゃあね。」

玲奈ちゃんは、いなくなった。


取り残された私とてっちゃん。
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