【短編集】communication
「てっちゃんもそう思うんだ。もう知らない。」


私は、鞄を持って教室をでた。


「天音、怒るなよ。」


てっちゃんは、私を追いかけてきた。


「いいもん。あっちゃんに慰めてもらうもん。」


「はっ?篤のとこなんかいかせねぇ〜よ。」


てっちゃんは、一気に不機嫌になった。


そして、私を抱き抱えた。


「てっちゃん、おろして。」


私は、暴れた。


「だ〜め。てか、天音んち行くぞ。」


「わかったから。」


てっちゃんは、私をおろして手をつないだ。


私とてっちゃんは、私んちに向かった。
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