【短編集】communication
私が目覚めると朝だった。


私は、龍に抱きしめられながらベットで寝ていた。


私がちょっと動くと龍も起きた。


「音、おはよ。よく寝れた?」


今日は、なんかすっきりしていた。


あの日から、初めて熟睡できた。


「おはよ。うん、なんかごめんね。」


「謝ることないよ。好きな奴を抱きしめながら寝れたんだし。」


龍は、嬉しそうに言った。


ストレートに言う龍をかっこいいって思ってしまった。


なんか、照れた。


「龍、ほんとに男らしくてかっこよくなったんだね。」


私は、笑顔で言った。


龍の顔は、真っ赤に染まった。


「大好きな音のためだし。今度からは、俺がそばにいて守るから。無理か?」


もう一度、告白された。


「私ね。ずっと、龍はそばにいてくれるって思ってたの。けど、あの瞬間、違うんだって.....」



涙が溢れてきた。


「ごめん。」


龍は、私に謝った。


「違うの。仕方がないことだから。けど....こんな私でよかったら....」


-チュッ


龍は、私にキスをした。


「マジ、幸せ。ずっと、守るから離れないで」


「私も幸せだよ。」





end
< 35 / 351 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop