【短編集】communication
もう何度目だろう。
私が、彼との関係を悩むのは。
ただのクラスメート。
そう思いたい。
期待しちゃいけないほど、モテる男。
だから、『好きだよ』に深い意味はない。
私は、律人が好き。
一目惚れしたんだ。
あれは、入学式だった。
一際目立つ顔立ちは、見るものを引き寄せた。
私もその中の一人。
もとから、タイプな顔だったけど、ここまでハマった人はいなかった。
私は、律人と同じくクラスで彼のことを知るたびにショックを受けた。
簡単に言えば、女たらし。
言い寄ってきた女を選び放題。
いい加減な奴。
そんな奴を好きな私は、バカ。
律人に言い寄る女みたいにできたらどんなに楽か。
諦めもつくし。
私が、彼との関係を悩むのは。
ただのクラスメート。
そう思いたい。
期待しちゃいけないほど、モテる男。
だから、『好きだよ』に深い意味はない。
私は、律人が好き。
一目惚れしたんだ。
あれは、入学式だった。
一際目立つ顔立ちは、見るものを引き寄せた。
私もその中の一人。
もとから、タイプな顔だったけど、ここまでハマった人はいなかった。
私は、律人と同じくクラスで彼のことを知るたびにショックを受けた。
簡単に言えば、女たらし。
言い寄ってきた女を選び放題。
いい加減な奴。
そんな奴を好きな私は、バカ。
律人に言い寄る女みたいにできたらどんなに楽か。
諦めもつくし。