【短編集】communication
「私も律人くんに一目惚れしたんだけどどうしたらいい?」


私は、律人くんに質問返し。


「マジ?」


「うん。同じだね?私、てっきり、蛍奈ちゃんみたいなのがタイプだと思ってた。」


蛍奈とは、律人と同中で隣のクラスの子だ。


イジケるように言ってしまった。


「俺、嬉しすぎる。」


律人は、私を抱きしめた。


なんか恥ずかしいけど、嬉しい。


これを幸せって言うのかな?


「部活終わったところだから。一緒に帰ろ。」


律人は、嬉しそうに言う。


私と律人は、自然と手をつないで帰った。


今日がこんな幸せな日になるだなんて。


バレンタインには、私の愛が伝わるように作るから。


周りなんかみないでね。





end
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