【短編集】communication
一回家に帰り、いつもは着ないエロ系の服に着替えた。


好きじゃない相手でもやっぱね。


普段は、かわいい系な服を着るんだよね。


頼が好きっぽい感じなの。


ゆいくんだし。


誘惑するにはね。


そんな格好をして出かけた。


ゆいくんとの待ち合わせ場所に。


後悔する快楽だけの道に進んだ。


「ココ。」


待ち合わせ場所にゆいくんは来ていた。


私のタイプではないが、一般的にかっこいいと言われる部類。


スポーツ万能な爽やか系。


性格もそうなんだけどね。


「ゆいくん。早いね。」


「女を待たすなんてできるかよ。」


照れながら言う、ゆいくん。


ちょっとトキメいちゃった。


ヤバいヤバい。


「じゃあ、もう行く?」


私とゆいくんの目的は一つ。


「あぁ〜。飯食ってからにするか?」





「時間早いもんね。」


私は、よくよく考えると今はまだ19時。


「いや、そういうわけじゃ....まあ、いいんだけどさ。」


ゆいくんは、困っていた。


「やっぱ、やめる?」


「それは、無理。」


私の問いかけにすぐ答えた。


覚悟はできてるようだけど。
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