【短編集】communication
「私、見ちゃったの。ゆいが女の子とホテルに入るの。私が浮気相手なんだって。捨てられるって。私、ゆいが好きなの。けど、いつも不安なの。ゆいはかっこいいから...」


俺は、紗英を抱きしめた。


「ごめん。はじめっから紗英しか見てないよ。紗英だけでいいんだ。」


それだけいって離れた。


けど、紗英が抱きついてきた。


「紗英、俺は....」


「ゆい、お風呂はいろ?」


なんで紗英は、積極的なんだ。


呆然としてしまった。


「だって、ゆいとしたいけど....ほかの女のにおい消したいんだもん。」


紗英、かわいすぎだ。


俺は、きつく紗英を抱きしめた。


「ありがとう。」


お礼しか言えなかった。


2人で風呂の準備をして入った。
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