【短編集】communication
詩歌は、教室に戻り、紗英と話をしていた。


「そろそろ、行動起こすね。たぶん、さっきのであっちからくるはず。」



「あぁ〜。けしかけたんだ。」


紗英は、あっさりしていた。


最近、彼氏となんかあったらしいけど....



紗英が言うまで聞かない。


それに、なんか幸せみたい。


「だから、すみちゃん役お願いね。」


紗英は同中だったから、手順はわかっていた。


ただ、適任ではなかった。


「ねぇ。詩歌なにしたの?チョーヤバだよ。」


星羅が走ってきた。


高校で仲良くなった。


「なにが?」


「なんか、チョー噂になってるよ。ホントは、基くんとつき合ってて。大和くんは、二番目みたいに。」


私的には、引っかかった。


犯人も知ってるし、呼び出すだけだったんだけどさ。


私から呼ぶのは癪だから。


お昼、案の定呼び出された。


女の子五人に。


私は、紗英にお願いしてついて行った。
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