【短編集】communication
私は、澄子。


基って言う彼氏がいる。


中学の頃からつき合っててね。


友達の詩歌の幼なじみ。


詩歌は、ブラックオーラがたっぷりで。


情に厚いんだ。


友達が嫌がらせとか受けるとね。


相手を調べまくって還付なきまでに突き落とすの。


私は、サポート役だった。


私は、初めて話した日から基に惹かれてた。


それにね。


詩歌に巻き込まれるから話す機会が多かった。


詩歌は、ブラックオーラたっぷりなわりにお節介。


私と基の背中を押してくれた。


今、通ってる高校は、第一志望の全国の中でもトップと呼ばれる学校。


ほんとは、詩歌と同じがよかった。


私がいなくなって詩歌を止めるのがいるのか心配で。


基と紗英がいるからいいんだけど。


ホントは、3人がいるとこ行きたかったよ。


けどね。


将来なりたいものを決めてたから。


未来に向けて私は進んだの。


高校入学してから基とほぼ毎日会ってた。


1時間でもいいから。


私が遅いからっていってもね。


『俺が会いたい』


そういってくれるの。


素直に気持ちをぶつけてくれる基が大好き。


けどね。


私は、素直じゃない。


詩歌や紗英にだって、嫉妬してしまう。


一緒の時を過ごせないのが寂しい。


こんな気持ち言えない。
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