ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love


結城が旅行をしながら、気を使っていることを知り、 小絵は驚いていた。



『結城様は、やはり何か… 苦しみを抱えていて、


このイタリアに来たのであろう…

何かは、わからないのだがそれなら、せめていっときでも忘れさせてあげよう』


小絵の思いが通じたのか、 結城の顔が少し明るくなっていた。



目の前のテ-ブルには、地中海の料理が並べられている。


その種類の多いのには、二人とも驚いた。


今にもテ-ブルから、はみだしそうだから………



「じゃあ、まずはワインで乾杯しましょう♪ 』



-はい♪
結城様のご希望で、イタリアの白ワインですわ -


「ありがとう♪
明日からの…
カプリ島に乾杯♪ 」



-結城様♪……の
明日からのカプリが、素晴らしい日々になりますように……乾杯 ♪ -



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