ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love


結城は小絵を見てこう言った。


「君が着ている、その洋服 ……とても素敵だなあ ♪
このディナ-のために持ってきたの 」



-はい結城様♪
私はいつも、そうしております。


お客様がおしゃれをしていらっしゃるのに、


私が、仕事着を着て…
あちこちと動きますと、
迷惑かも… と思い…


いつも、持ち歩いております -


-ところで、この洋服は、ノ-アイロンなんですよ。

トランクの中にギュウギュウ詰めにしたままでも、


ぜんぜん平気なんですよ!-



「 それ…ほんとなの♪
すると、その洋服は…
イタリア製なんでしょう」


-はい ♪
あまり高価なものではありませんが、


古いブランドの店で見つけましたのよ…


その店は、フェミニンな服が多くて、私は好きなんですよ。


そういうのがね… -



「君に良く似合っている。 素敵だ♪


とても、フェミニンな…
感じがしてるよ♪ 」



- ありがとうございます♪結城様も素敵なシャツを
着ておられますわ -



「あっ、これね ♪

このシャツの縞模様の…
ブル-がいいでしょ。

一応これも、イタリア製
なんだよ…♪ 」


結城は笑顔で答えていた。少しは気分上々なんでしょうか…




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