ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love
結城は今夜のささやかな ディナーに、
じゅうぶん満足したのか、 最後まで楽しそうにしていた。
小絵が結城の部屋を出る時には、
「チャオ♪ 」なんて…言い。
また、例の手をパラパラとさせて笑っていた。
『おもしろい。おじさん』
小絵は思わずそう思ってしまった。
だから、吹き出しそうになりながら、
笑うのを必死でこらえて、 自分の部屋へと戻ってきたのだった…
いったい結城は、どうなってしまったのか、
それは…よほど嬉しかったせいなのか…
『まあっ、何でもいいわ! 結城様のご機嫌がいいのがいちばんだわ』
それのほうが、こちらもやり甲斐があるというもの…
小絵はそう思い眠りについていた。
『どうか、明日からも…
結城様のご機嫌がいいように、お願い致します。
どこかにいる天使さん♪』
いつもの小絵の天使だのみは変わらなかった…