ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love


しかし、結城が小絵に言ったことは、信じようと思った。


結城は小絵の夢のことは、 何も知らないからだ。


何も知らなくて、結城は自分の夢を小絵に語った。



それだけで、じゅうぶんでは………すると、


小絵の頭のなかに、あることがひらめいた。



『カプリ島へ行けば、
何かがわかる… 』


小絵は、そのひらめきに… 期待した。



船はだんだんカプリ島へ近付いている。


マリ-ナグランデ港は、
もう目の前に見えていた。


世界中の人々が憬れる…
夢のリゾートカプリ島へ
もうすぐ上陸する。



小絵と結城を乗せた船が浮かぶ、青い海を…


太陽がきらめきながら、
照らしている。


そのカプリの海に風が起き、二人を取り囲むと…


小絵の身体中に感動を呼び起こし、そして小絵は癒されていた。



やはり、この島は特別なのだと感じた…


ここにやってくる人達は、
身体中に、カプリ島の神秘の風を受けて、

何もかもが、リセットされるのだろう。







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