ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love
小絵は、結城が思っていたこととは反対に明るかったから、不思議だった…
-はい、結城様♪
それでは、カフェでお待ちしてますから… -
「じゃあ、カフェでね♪」
結城の明るい声が弾んだ。 小絵は小首をかしげて…
『いったい、結城様はどうなったんでしょうか…
暗黒から光りへですよ
、何かありまして…』
それでも、小絵には理解できなかった。
気を持ち直し、小絵はカフェへ向かっていた。
このホテル以外にも、カフェは多くあり、
島のウンベルト一世広場には、賑やかにカフェが並んでいる。
そこには、人が集まりずいぶん賑やかである。
店の前にはテ-ブルがいくつも並べられ、
その椅子に座った人達は、島の名物『リモンチェッロ』という…
レモンのお酒を酌み交わし、楽しいひとときを過ごすのだ…
小絵も結城と二人で…
そのお酒を飲むつもりでいる。