ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love
テラスから眺める海…小絵が一人ぼっちとは…
しかし、海は美しく輝いていた。
目の覚めるような、紺碧の海に見とれる小絵…
時には、その海を真っ白い船が行き交うのだが、
海の青さと、白い船との色のコントラストが美しく、 どこまでも果てしなく続く…
カプリの海の青い世界を、さらに素晴らしく…
見せている。
明日は、青の洞窟へ結城を案内できるかもしれない。
お天気は、上々だから…
きっとうまくいくだろう。
今の季節は、だいたい70パ-セントの確率で洞窟に入れる。
昔から、悪天候の日は、
取り止めになる。
だから、明日がチャンスだ!
小絵は直感だが決めた…
さっそく、結城に伝えたいと、結城の部屋へと向った。
しかし、部屋をノックしても応答がない。
部屋にいるはずの結城がいない。
どこかへ、散歩をしにでかけたのかもしれない。
小絵はふと…結城は…
まさか、眠っているのでは、
そう思ったが、いくらなんでも、寝てはいないだろうと、
思い直してあたりを、探すことにした。