ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love


それでも、ともかくは階段を上がりきり…


ホテルに戻ることが、出来たのだがー


『もう、こんなバカなことはやめだ〃

絶対に、このホテルからは一歩も出ないわ』



部屋に戻り、広過ぎるダブルベッドに一人…
仰向けになりそう思った。


しばらくは、そのままでいたのだが…


やはり、そうもいくまい… 結城は見つけないとね。


ディナーの時刻が迫っているのだ。


小絵は起き上がり、もう一度結城の部屋を訪ねてみようと思い立ち… 歩き出していた。



すると、廊下を歩いて結城が小絵のほうへ、やってくるではないか…
やっと、見つかったのだ。


小絵は嬉しくなってしまい、思わず手を振ったが…



結城も、それに答えてか… 手を振っていた。


『やれやれだわ…
これで一安心ね。

結城様の行方不明が解決したのだから』


結城は廊下を歩くのを止め立ち止まり、


小絵を手招きしていた。
< 129 / 354 >

この作品をシェア

pagetop