ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love


小絵は結城の前に小走りに近付いて… … …



-結城様、どちらへ♪… -


「君は、どこかへ出掛けていたの…


少し前に訪ねてきたら、
留守だったから」



-あらぁ…結城様♪
こちらにいらしたんですか。

すみません、ちょっと私… 外へ出かけていましたの-


「やっぱりそうだったの♪
だったら、僕を誘ってくれたら良かったのに…」



-私、結城様のお部屋を
お訪ねしたのですが、
お留守のようでしたわ。


結城様にお知らせしたいことがありましたから、


町へ散歩にでも行かれたのかと思って…
探しに行ってみました-



「そうだったのですか…
それは申し訳ないことを、 してしまったね。


僕はあれから、ずっと…
部屋にいて、寝ていたんだよ。


何も聞こえなくて…
眠っていたんだね。


不思議な夢を又、見ていた んだ…この前の夢の続きみたいな、夢だったよ… 」


-ほんとうですか…夢をねえ!


どんな夢を見てらしたんですか………♪ -



「 どんな夢、って…
言われてもねえ~


アッ、そうそう…
レモンの木のニンフだとか、

いったい…どういうことなんだろうね…♪ 」



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