ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love
ホテルのレストラン…
〃L・OLIVO〃へ…
オリビエの料理は、どれをとっても文句のつけようがないほど…
二人は言葉も出ないくらいに舌鼓に夢中だ。
メ-ンの料理は、炭火で焼いた、牛肩ロ-スに…
オリ-ブオイルと黒胡椒をふりかけ、その上には…
ルッコラの千切りを乗せて…
パスタ生地包みのラヴィオリの中身は…
リコッタチ-ズとホウレン草だ…セ-ジとバター風味ソ-スで食べる。
それに、トマトのゼリー、 サラダはエビとアボガド。
四種類のサラミソ-セ-ジと赤ワイン…
デザートはチョコレートム-ス… ピスタッキオソ-ス添えなど……………
どれもこれも、惚れ惚れする料理ばかり…
結城の顔は満足そうな…
笑みであふれている。
その結城が小絵に優しく話かけた…
「このホテルのレストランは五つ星クラスなの… 」
-いいえ…
ミシュランの一ツ星ですわ-
「そうなの…
しかし、ほんとうにおいしい料理だなあ…
どれも比べようがないねえ…」
結城の目は料理に注がれてうっとりとなっている。
『結城様♪
ごちそうばかりに、目を奪われてどうするの…
少しは、この小絵にも目を向けて下さいまし…
そのうっとりとした目をね… 』
小絵のそんな気持を知らない結城は…
ただ…目で笑うばかり♪♪♪