ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love
小絵は嬉しかった。
とにかく全てが素晴らしかった…
こんな結城の顔は初めてだ。しかし、食後を考えてしまったら…
結城のことが、少々気の毒になってきた。
小絵は結城が、今宵もまたあの広いダブルベッドに、
一人でさみしく眠るのかと思うと………
そうかと言って、結城を助ける手立てはないのだが…
小絵だって、一人さみしく大きなダブルベッドに、
眠るのだから、お互いに… ご愁傷さまだ。
それも、自分がガイドでなければ、大胆なことも出来なくはないが…
ガイドとしてのプライドがある。
そして…
食事の後は、自分の部屋へ サッサと一人で帰って行く 結城を小絵は追いかけた。
「じゃあ、又明日… ね」
あっけに取られた小絵は、
返事もせずに、結城を部屋の前で見送った。
自分の部屋に戻ると、小絵はシャワ-を浴びて…
ベッドに横たわった。