ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love
「そんなことを言われても 私は困るだけよ!
やっと、自分の時間が
持てるようになって…
これからは、自分の楽し みも、みつけようとして
いたのに、勝手だわ!
あなたという人は… 」
妻の啓子はぜったいに、負けないと、いうような意気込みで、圭介を睨んだ。
-高松の田舎にいても、 自分の時間は…
あると思うよ!-
-君なりに楽しみを、
見つけたら…
いいじゃないか!-
「四国の山深い田舎に、
いったいどんな楽しみが あるって言うの! 」
「 私は東京が好きなの! ここからは、離れたく
ないの…
どうしてもと、あなたが おっしゃるのなら…
私と離婚するか、別居
するかのどちらかよ! 」