ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love
- そんな極端なことを 言うんじゃないよ。
よく考えてから、答を 出してくれ頼む… -
その日以来、妻の啓子は、 圭介とは口を聞かなくなっていた。
圭介が、帰宅しても… 食事は用意されてはいるが
その場に妻の啓子はいない。朝食も同じ…
しかたがないので、圭介は 必要に応じてメモを書き、 食堂のテ-ブルの上に置いた。
妻の返事もメモ用紙に
書かれていて、声は無い。
まるで、無声映画を見て居るようだ~!
そして、ついに圭介は会社を辞めたが…
辞めたその日、帰宅したら テ-ブルの上に…
妻の啓子のメモがあった。 それには…
( もう、私が止めても… あなたは、言うことを 聞いてはくれないでしょ !
だから、私は…
もう、あなたのことは 諦めましたから!
好きになさって下さい )