ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love


この海岸のホテルに滞在中は、観光めぐりはしないで、

ホテルで、ゆったりとした 時間を過ごして…


新鮮な魚介類の料理を食べる。
今は、ここで捕れる小エビ が旬である-


それを味い、日が暮れるころになれば-


海を眺め、断崖を-
並び建つ家々の明かりで 飾られるのを、


しみじみと眺めて…
ロマンチックなご気分に、

という、小絵の配慮だった のに…


結城様はなぜか、お一人だ…

小絵には、理由はわからないから、あまり気にしない ことにして、


楽しんでもらおう♪


しかし、そのホテルのテラスに、置かれている椅子は

たしか、2客だと思う…

すると、結城様は…
お一人で、そこに座り、


夕暮れていく、海を眺める のだろうか…


そんなところに、
たった一人でいるなんて…

可哀相だし、ばかげてる。

ほんとうは、結城様が奥様と座り、のんびりと …


スティを楽しみ、ロマンチックな時間を過ごして、 もらいたかったのだが…


どういう訳か、計画どうりにはいかないものらしい。

だからと言って、こんなことになったのは、
小絵のせいではない…


これで、イタリアの旅の4日目が終わり、


つぎの予定地カプリ島へ♪






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