ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love
-それでは結城様、
このままで明日から進めますので、
よろしくお願いします♪-
「こちらこそ、
よろしくお願いします!
では、今夜はもう部屋へ帰って休みましょう♪ 」
-はい!
では、今夜はもうおやすみください。
お部屋まで、お送りいたしますので -
「明日の朝は、9時に出発でしたね。
その前に朝食を食べるとしたら、
早起きしないとね-
寝過ごしてしまったら、
起こして下さいね♪ 」
-はい!
そういたしますから、
ご安心下さい。
今日はお疲れさまでした-
小絵は結城に話し掛けながら歩きだしていた。
緑の芝生を踏み締めながら、通り抜けていく風に-
頬を撫でられて、ここちよい気分になっていた。
二人の姿は、どこから見ても旅行者とガイドという
間柄には見えないだろう。 小絵は結城の淋しげな肩を見て、そう思ってしまった。