ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love


小絵は甘いものが好き…
結城に ゛どうぞ♪ 〃
って言われて、
嬉しくなっている。



-ありがとうございます♪
私は甘いものがとても好きなんです


だから、太っていますでしょ。

どうしようもなくて…-



「とんでもない!
少しも太ってるようには、 見えませんよ! 」


-そうですか?
ほんとうに、そうだといいのですが…

それはね、私が着痩せするたちだからでしょう -



結城は目をまるくしていた。
「そうなの…
君はそういうたちなの。

じゃあ… …ほんとうは、 ふっくらとしているんだ 」


-ふっくらとしている位ならいいんですが、
そんなもんじゃないですよ -



「そうなの…♪
でも、もうこの話題は、 よしましょう。


つぎには、僕のことがあげられそうだからね… 」



-結城様♪
じょうずにお逃げになってしまわれましたね 。


でもご心配なく、結城様は可もなく、不可もなく…
という、お見かけですわ -


「ありがとう♪
僕は昔から、体重は変わらなくてね。

いくら食べても、太らないという体質らしい… 」


-羨ましいですわ!
私は何も食べなくても…
太るタイプだから〃



「何も食べないで、太るというのは、冗談ですよね♪
きっと、イタリア料理のせいですよ 」



小絵は結城の言う通りだと思った。


イタリアに住むようになってから、小絵の体重は増えるばかり…



イタリア人は太い人が多いから、食事が原因かもしれない。







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