ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love
翌朝目を覚した小絵は…
-ほんとうに、ルカが来たのね…身体がすごく…
重いわ。
こんなことは初めて!-
小絵の身体は、鉛のよう…
まるで、下宿にルカがやって来た明くる日の朝みたい。
私も思いだしていた…
彼も、私を思いだしていたのかなあ…
だから、夢の中で…
魂が、合体したのね♪-
小絵流のいつもの解釈だ。 夢の中で会うのは、
潜在意識の出番だから…
-さあ!
早くしないと、また遅刻だわ♪ -
ベッドから、エイッ〃-
いきなり飛び降りた。
そうでもしないと、起きられなかった…
それに、鏡に写る小絵の顔のむくみ…
『これには、
熱い湯にタオルを浸し、
軽く絞り…
顔に乗せるしかない』
そのタオルを顔に乗せるために、またベッドの上に…
『しばらくは、このままでいかがでしょうか♪?
少しは、見れる顔になりまして!』
小絵の独り言が聞こえていた。
そうして、どうにか人の前に出られる顔に、
戻った小絵は…
すっきりとした、顔で結城の前にあらわれた。