ノクタ-ン ♪ プリ-ズ・Love
結城はそんなことが待っているとは思わなかったから …
さらに期待を胸に秘めながら歩きだしていた。
「もう少し歩いたらいいのですね…
歩くのは疲れますが、楽しみも有りうる♪…でしょ」
-はい ♪
結城様そのとうりです。
ですから頑張って歩いて下さいね…-
小絵が予告した驚くような所とは…
そのドゥオ-モは………
いきなり荘厳な姿で迫ってきた。
緻密な細工を施したファサ-ドの、
金やバラ色、青銅色で飾られている中央にある花窓を見ると…
その美しさには、胸を打たれた。
結城もその美しい姿には、 息を飲んでしまっていた。
しかし、もうシエナの街を出る時刻が迫っていた。
つぎの行き先のポジタ-ノへは、かなりの時間を要する…
時間に余裕があれば、イタリア鉄道で、のんびり行けばいいのだが、
欲張りツア-を組んでしまったから、時間が無くて…
ここで、逆戻りだがフィレンツェの空港へ急ぐ…
そこからは、一足飛びに… 飛行機でナポリの空港へと向かう。
その後は、空港からタクシーで目的地のポジタ-ノへ行く…