夢恋
「あの…ね、今付き合ってる彼氏。」
「初めまして。心さんとお付き合いさせていただいてます。大沢総一郎といいます。」
シーンとなるリビング…。
「まぢで?」
と同時に言う妹とお姉ちゃん(笑)
お父さんはとまどっているのがお茶を飲んでいる。
でも
「そうですか。娘がお世話になっています。」
とぎこちなく話し出す。
「いえ、こちらこそ。僕は東京で歌手をしています。心さんとは仕事でも僕のヘアメイクを担当してもらってて、僕の方がお世話になっています。」
「お父さん、突然でごめんね。でもいつかは会ってもらわないといけないし、早い方がいいと思って。」
「そうか、お前が彼を連れてくるのは初めてだな。本当に総一郎君の事が好きなんだろぅ?お父さんは反対なんかしないよ。心が幸せならそれでいい。」
優しい笑顔でそう言ってくれた。
妹とお姉ちゃんもまぢ?という気持ちから抜けきれてないままだったけと喜んでくれた。
良かった…。
それから一緒にお酒を飲みながらお父さんと総は語り合っていた。
お母さんが熊本の人だということも話し、お父さんもそれを喜んでいた。
明日からもまだツアーが続く総はホテルに帰ることになり、寂しいけどまた東京でと約束を交わし、2人は別れた。