嘘つきな彼と私。



その時


微かに誰かの声が頭上から聞こえた



幽霊・・・?



なんて、思った直後に否定され

頭を上げて見ると目の前には女と男の姿があった


まだ、私以外にも人がいたんだ


なんて、考えていたら



男の人の顔が見覚えあることに築いた



あれは、確か



浅田さん・・・?



私の横に座っている同僚で社内でもモテている男だ。



仕事はすごい



だけど、見た目がチャラけているからよく上司に怒られている



どうしたんだろう?



すると



女の人が浅田さんに


ビンタをした



パンッ--・・・


と響いた



女の人は泣きながら


浅田さんにすがりついた


浅田さんは無表情な顔をして

すがりついてきた



手を



はらった-・・・



途端に女の人は泣きながら



走り去って行った






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