僕とこいつは生徒会長
そこには息切れをした矢作が立っていた。


なんで矢作がいるんだ?


「えっと、どうかした?」


矢作が僕を追う意味がわからずに僕は聞いていた。


だって矢作は優弥が好きなんだろ? だったら僕を追う必要なくないか?



「私も、一緒に…行きます」


途切れ途切れに矢作はそう言った。


「それは別に構わないけど何かあるのか?」


「あっ! いぇ…マキさんとお話したいと思いまして」


矢作は頬を赤くしながら呟く。


たったそんだけで僕を追いかけてきたのか? それに顔も赤いしそんなにここが暑いのかな?


そんなことを思いながらも僕は矢作と一緒に学校へと向かった。




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