僕とこいつは生徒会長
一瞬何が起きたのかがわからなかった。


わかるのは唇にあたる柔らかい感触。


僕がボーッとしてる時にさっきまで真美と話していたはずの優弥が僕の近くにいた。


そしていつもの声とは違い低い声で呟く。


『やっぱりお前は矢作と出来てたんだな…
お前がそのつもりなら俺は真美といる』


そう言って遠くで優弥に向かって手を振る真美の元へと向かう。


「ちょっと待ってよ!」


僕は大きな声で優弥を呼ぶ。


だけど優弥は僕の方を振り向かずに真美のところへと向かい消えてしまった。





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