僕とこいつは生徒会長
学校に着く直前。


校門の前に優弥と真美が話しているのが見えた。


他校生が学校に入るのはいけないし、合同イベントも終わっているから優弥も学校に入れない。


二人を見ると急に足が動かなくなった。


二人を見たくない。会いたくない。喋りたくない。


そんな気持ちでいっぱいだった。


「マキさん。行きましょう」


近くにいた矢作が強気にそう言うと僕の手を引っ張って優弥に近づく。


矢作の行動に抵抗するために足に力を入れたけど男の力に女が勝てるわけなくてズルズルと引っ張られるしかなかった。



< 121 / 200 >

この作品をシェア

pagetop