僕とこいつは生徒会長
はっ? なんだよ。それは…


次に優弥から返ってきたメールはこうだ。


『そうなんだけど、マキちゃんに話があるから。
すぐに来てくれなくてもずっとマキちゃんを待ってるから…』



メールを見た瞬間にドキッとした。


でもその反面、真美に悪いって思った。


優弥と真美は付き合っている。そんな中、優弥と僕が一緒に会うなんてそんなことは真美に対する裏切りだ。


例え優弥が僕のことを女だって思ってなくても…


なんか自分で考えておいて悲しくなってきた。



ポタッ


自然と流れてきた涙は教科書を濡らす。



なんで、僕はこんなにも気付くのが遅いんだろう。


最初から好きだって合図を自分から出していたのに気づかないなんて…。




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