僕とこいつは生徒会長
矢作から生徒会長がいる場所を案内されて10分がたった。


「なぁ? まだつかないわけ?」


さっきから階段ばかりのぼっていた。



「あと少しです。我慢して下さい。
会長は屋上にいるのですから」



「屋上? なぜ僕をそんなところに?」


「マキさんの気持ちはわかりますが、会長は少し変わってます。
そして特にお気に入りの屋上によくいらっしゃるのでございます」


そうなんだ。生徒会長を探すの大変なんだろうな…


そう思いながら歩いていると矢作が急に立ち止まった。



なんだろう? そう思っていると矢作は目の前にあった扉を開けた。



「マキさん。ここが屋上です。会長はこの中にいます! では私はここで失礼します」



そう言って矢作は階段を下りていった。






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