僕とこいつは生徒会長
「マキちゃんどうしたのかな〜? さっきよりか顔が赤いよ〜?」


優弥はクスクス笑いながら僕をからかう。


なんかムカつくなぁ。


ムスッとした顔をしながら優弥を見ると優弥は僕の頭をポンポンって優しく叩きながら呟く。



「もう。そんな可愛い顔で俺を見ないの」


優弥のそんな言葉だけで顔を赤くしてしまう僕はどうやら単純らしい。


真美からよく聞く恋をすると女の子は誰だって可愛くなれるんだよって言葉を思い出す。


今ならそれがよくわかるかもしれない。


そう考えてるとハッとあることを思い出す。


「僕、お前に真美と一緒に帰れって言ったよな? それなのになんでココにいるんだよ!
さっさと真美のとこに行けよ」


そうだよ。真美にも優弥を取らないでね?って言われてるんだしこれじゃあダメじゃんか。


せっかく、優弥を諦めようと決心したのに…






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