僕とこいつは生徒会長
こっからは自分一人で行けって酷くないか?


そう思いながらも屋上に一歩足を踏み入れる。



するとそこには床に寝転がる男の子がいた。


あいつが生徒会長?


「矢田…真季(マキ)さん?」


その人は僕の顔を見ずに僕の名前を呼ぶ。


あいつ。僕の方見てないよな? なんで僕だとわかったんだ?


「そんなとこ、いないでこっちにこれば?」


その人は僕の方に顔を向けた。



か、かわいい…


女の僕でもかわいいって思ってしまうほどだった。



この人ホントに男の子?



自分が言えることではないけど。




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